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■ナイフ・エッチング■ |
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誰がやってもほとんど失敗することがない(ハズ!)インレタ(マックスラボ)を被膜剤として 塩化第二鉄と微弱電流でネームやロゴをエッチングする方法です 名付けて「チープ・エッチング」のご紹介です。 |
ナイフ以外でエッチングされるかたも大勢いらっしやるかと思います。 微弱電流なしでも可能ですので、参考にしていただければ幸いです。 ご注意:1mmの鉄板をブチヌクといった類の物ではありません。 文字やロゴマークのマーキングを目的とした物です。 |
■チープエッチングの仕方■ |
ナイフメーカー重野守様のナイフ提供の協力をいただきました。 また、事情があってブレード逆面での作業となっております。 |
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@ |
インレタを転写位置にのせ、テープで仮止めします。 ※セロテープを縦に切ると、狭い処にも仮貼りできます。 こんなふうに切るのです。 インレタシートの上から、転写棒で丁寧にこすります。 転写された部分の色が変わります。転写もれのないように とにかく時間をかけて、丁寧にこすります。 |
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A |
転写もれがないか確認をします。 ※隙間にツマヨウジなど差し込んでみます。もしベースに 文字や点が残っていたら、棒をそっとはずし、位置ズレが ないか確認し、ベースの上からもう一度こすります。 小さい丸や点など、見逃しやすいのです。再確認です。 インレタ(マックスラボ)のベースとセロテープを外します。 |
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B |
バック紙を載せてもう一度こすって、密着度を高めます。 ※これってかなり重要な作業です。しっかりブレードに密着 していないと、そこからエッチング液がにじんでしまいます。 ※転写に慣れている人は、当たり前のようにルンルンと 流れ作業でやっていますが、省略する人が多いのです。 ぜひとも、省略せずにお願いします。 |
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C |
文字部分に付いた接着剤、指紋などを拭き取ります。 ※これもかなり重要な作業です。もしインレタの文字との間 に洋服の繊維など入り込んでしまったら、転写をやりなおす ぐらいの気持ちでお願いします。 糊がうまく取れない時はベンジンを綿棒に付け拭きます。 ベンジンは接着剤を溶かしますが、インレタを溶かしません。 インレタは接着剤(糊)でブレードに密着しています。手短に! |
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D |
メンディングテープでインレタの回りをマスキングします。 ※このレポートではセロテープを使用しました。 テープの隙間からエッチング液がにじまないようにしっかり と密着させます。また2重にマスクするのも方法です。 ついうっかりと塩化第二鉄を飛び散らせてしまう場合が ありますので、鉄部はすべてマスクしてしまうと安心です。 |
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E |
塩化第二鉄をのせ、微弱電流を流します。 ※3ボルトの場合、1〜2分ぐらいを目安にして炭素棒を液に 触れるようにして動かします。ムラなく全体に動かすのが コツのようです。また、微弱電流無しで、塩化第二鉄だけ でエッチングすることもできます。それなりにきれいです。 写真に撮ったら塩化第二鉄が濃く写ってしまいました。 実際はアドマのロゴマークが見えます。 |
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F | テープを付けたまま大量の水で洗い苛性ソーダで中和 ※今回はテストに付き大量の水のみで洗いました。ゴメン マスクのテープを剥がし、もう一度水洗い、中和。 ※苛性ソーダは、それなりに購入と取り扱いが大変です。 今回私は中和に石灰水を使いましたが、錆ていません。 また、重曹ですと弱アルカリですが、食料品店で売ってい ます。使えるはずですが、まだ試してはいません。 |
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G |
インレタ(マックスラボ)を剥がし取ります。 ・方法1.セロテープを貼ったり剥がしたりして剥がし取る。 ・方法2.ベンジンを筆で塗り表面が乾いたらテープで剥がす。 ・方法3.シンナーで溶かしてしまう。拭き取る。 ※しっかり貼った以上、がんばって剥がしてください。 |
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H |
エッチング部分に防錆油、全体をきれいに拭きます。 ※もしも、少しニジミが出てしまったらポリマール(研磨 つや出し布)できれいにします。 ブレードを反射させて撮影。エッチング大成功です。 めでたし、めでたし。なのですが、こんなに黒くはありません。 もっと薄い品のあるグレーです。 |
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